MENU

更年期の抜け毛対策は漢方薬で!体質別おすすめ3選&生活習慣を徹底解説

当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。

シャンプーのたびに増える抜け毛、分け目が薄くなってきた…

更年期の髪の変化に、ため息をついていませんか? 諦めるのはまだ早い!

実は、漢方薬があなたの髪の悩みを解決する糸口になるかもしれません。

この記事では、更年期の抜け毛の原因を漢方的に解説。

体質診断から、おすすめの漢方薬、食事、睡眠、頭皮ケアまで、今日からできる対策を徹底紹介します。

漢方の力で、豊かな髪を取り戻しましょう!

目次

はじめに:更年期の抜け毛、諦めないで!漢方薬という選択肢

最近、シャンプーのたびに抜け毛がひどくて…。更年期だから仕方ないのかな…と諦めかけていたけど、漢方薬で改善できるかもしれないって本当?

更年期を迎えるにあたり、多くの方が経験する髪の変化。

特に「抜け毛」は、見た目にも影響するため、深刻な悩みの一つです。

「年齢のせいだから…」と諦めてしまう前に、漢方薬という選択肢を検討してみませんか?

この章では、更年期の抜け毛の原因と、漢方薬によるアプローチについて詳しく解説していきます。

なぜ更年期に抜け毛が増える?原因を徹底解説

更年期になると、どうして抜け毛が増えるの? ホルモンバランスが関係しているって聞くけど…

更年期(一般的に45歳~55歳頃)は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少する時期です。

エストロゲンは、髪の成長やヘアサイクルに深く関わっているため、その減少が抜け毛の大きな原因となります。

更年期に抜け毛が増える主な原因

  1. 女性ホルモン(エストロゲン)の減少:
    • 髪の成長促進: エストロゲンは、毛母細胞の分裂を活性化し、髪の成長を促します。
    • ヘアサイクルの正常化: 髪の成長期を長く保ち、抜け毛を予防します。
    • 髪質の維持: 髪にハリ、コシ、ツヤを与えます。
    • 頭皮環境の改善: 頭皮の血行を促進し、皮脂の分泌を調整します。
    • エストロゲン減少の影響: 上記の働きが低下し、抜け毛が増え、髪が細く、弱々しくなります。
  2. 相対的な男性ホルモンの増加:
    • エストロゲンの減少により、相対的に男性ホルモン(アンドロゲン)の影響が強くなります。
    • 男性ホルモンは、毛母細胞の働きを抑制し、薄毛の原因となることがあります。
  3. 血行不良:
    • 更年期には、自律神経の乱れや血行不良が起こりやすく、頭皮への栄養供給が滞り、髪の成長が妨げられます。
  4. ストレス:
    • 更年期の様々な不調や、ライフスタイルの変化などにより、ストレスが増加し、抜け毛を悪化させることがあります。
  5. 加齢:
    • 加齢とともに、毛包の機能が低下し、髪が細く、短くなります。
    • 頭皮のコラーゲンやエラスチンが減少し、頭皮が硬くなり、血行が悪くなります。

更年期障害と抜け毛

更年期には、抜け毛以外にも、以下のような症状が現れることがあります。

  • ほてり、のぼせ(ホットフラッシュ)
  • 発汗異常
  • 冷え
  • 動悸、息切れ
  • めまい
  • 頭痛、肩こり
  • イライラ、不安感、抑うつ
  • 不眠
  • 疲労感
  • 皮膚の乾燥、かゆみ
  • 関節痛
  • 頻尿、尿漏れ

これらの症状は、更年期障害と呼ばれ、女性ホルモンの減少が主な原因と考えられています。

更年期の抜け毛に漢方薬が良い理由とは?西洋医学との違い

皮膚科の薬と漢方薬、どっちがいいの? それぞれの良いところ、悪いところを知りたい!

更年期の抜け毛に対する西洋医学と漢方薬のアプローチの違いを見ていきましょう。

西洋医学(皮膚科)

  • 特徴:
    • 対症療法(症状を抑える)が中心
    • 外用薬(ミノキシジルなど)、内服薬(女性ホルモン剤など)を使用
    • 即効性が期待できる場合がある
  • メリット:
    • 症状が辛いときに、速やかに緩和できる
  • デメリット:
    • 根本的な体質改善にはつながりにくい場合がある
    • 副作用が出ることがある
    • 女性には使用できない薬もある

漢方薬

  • 特徴:
    • 体質改善を重視
    • 自然由来の生薬を組み合わせた漢方薬を使用
    • 体全体のバランスを整えることで、髪本来の力を引き出す
  • メリット:
    • 抜け毛だけでなく、冷えやほてりなど、更年期の様々な不調を同時にケアできる可能性がある
    • 副作用が比較的少ない
    • 根本的な体質改善を目指せる
  • デメリット:
    • 効果が出るまでに時間がかかる場合がある
    • 体質に合わない漢方薬を選ぶと、効果がない、または副作用が出ることがある

漢方薬が更年期の抜け毛に良い理由

  1. 体質改善: 漢方では更年期の抜け毛の原因を、「気・血・水」の乱れや、「腎虚」「血虚」「気滞」といった体質の変化ととらえ、その根本原因にアプローチします。
  2. 全身のバランスを整える: 抜け毛だけでなく、更年期に現れやすい他の症状(冷え、ほてり、イライラ、不眠など)も同時にケアできる可能性がある。
  3. オーダーメイドの治療: 一人ひとりの体質や症状に合わせて、最適な漢方薬を選ぶことができる。
  4. 女性ホルモン様作用: 一部の生薬には、女性ホルモンと似た働き(女性ホルモン様作用)を持つものがあり、ホルモンバランスの乱れを整えるサポートをします。

漢方薬は、更年期の抜け毛に悩む女性にとって、心強い味方となる可能性があります。

ただし、漢方薬は必ず専門家(漢方医、漢方薬局の薬剤師など)に相談し、適切なものを選んでもらうことが大切です。


【あなたはどのタイプ?】更年期の抜け毛の漢方体質診断

更年期の抜け毛に漢方薬がいいのは分かったけど、どうやって自分に合った漢方薬を選べばいいの? 漢方って、体質が大事って聞くけど、自分の体質ってよく分からない…

漢方では、その人の体質や状態を「証(しょう)」と呼び、この「証」を見極めることが、適切な漢方薬選びの第一歩となります。

同じ更年期の抜け毛でも、「証」が異なれば、選ぶべき漢方薬も変わってきます。

まずは、あなたの「証」を知ることから始めましょう!

漢方の基本「気・血・水」とは?髪との関係

漢方って、『気・血・水』とか、難しい言葉が多くてよく分からない…。髪とどう関係があるの?

漢方の基本となる「気・血・水」の考え方を、分かりやすく解説します。

漢方の基本概念:体は「気・血・水」で構成されている

要素働き不足・滞るとどうなるか?(髪との関係)
生命エネルギー。体を温め、動かす原動力。目に見えない。五臓(肝・心・脾・肺・腎)の「肝」は気の流れをスムーズにし、「心」は気をコントロールする。「肺」は呼吸を通じて気を取り込む。「脾」は飲食物から気を作り出す。「腎」は生命力の源である気を蓄える。気虚(不足): 疲れやすい、だるい、元気がない、冷えやすい、胃腸が弱い、髪に元気がない、抜けやすい 気滞(滞り): イライラしやすい、ストレスを感じやすい、お腹が張る、ガスが溜まる、頭皮が硬い、抜け毛
血液とその働き。全身に栄養を運び、潤す。精神活動の安定にも関わる。五臓の「心」は血を全身に巡らせるポンプの役割。「脾」は飲食物から血を作り出す。「肝」は血を蓄え、血量を調整する。血虚(不足): めまい、立ちくらみ、顔色が悪い、乾燥肌、爪がもろい、髪が細い、抜けやすい、白髪が増える 瘀血(滞り): 肩こり、頭痛、生理痛、シミ、くすみ、頭皮が硬い、髪が抜けやすい
血液以外の体液(リンパ液、涙、汗など)。体を潤し、老廃物を排出する。五臓の「肺」は呼吸を通じて水分を全身に巡らせる。「脾」は飲食物から水分を吸収し、不要な水分を排泄する。「腎」は水分代謝をコントロールし、尿の生成・排泄を調整する。水滞(滞り)/水毒/痰湿: むくみ、冷え、めまい、吐き気、下痢、肥満、アレルギー、頭皮がベタつく 津液不足(不足): 肌の乾燥、口の渇き、便秘、髪がパサつく

髪と「気・血・水」の関係

  • 気: 髪の成長を促し、頭皮の血行を促進する。気が不足すると、髪に栄養が行き渡らず、抜け毛が増える。
  • 血: 髪に栄養を与え、ツヤやコシを保つ。血が不足すると、髪が細くなり、抜けやすくなる。
  • 水: 髪に潤いを与え、パサつきを防ぐ。水が不足すると、髪が乾燥し、枝毛や切れ毛が増える。

漢方では、これらのバランスが崩れると、体に不調が現れ、更年期の抜け毛もその一つと考えられています。

更年期の抜け毛に多い3つのタイプ

更年期の抜け毛には、どんなタイプがあるの?それぞれの特徴を知りたい!

漢方では、更年期の抜け毛をいくつかのタイプに分類し、それぞれのタイプに合わせたケアを提案します。

ここでは、代表的な3つのタイプをご紹介します。

【タイプ1】血行不良タイプ(血虚 けっきょ)

  • 特徴:
    • 髪が細く、弱々しい
    • 抜け毛が多い
    • 髪がパサつき、ツヤがない
    • 白髪が増える
    • 肌が乾燥しやすい
    • 顔色が悪い、くすみがち
    • 爪がもろい、割れやすい
    • めまい、立ちくらみがある
    • 生理不順、経血量が少ない
    • 冷え性
  • 原因: 血液(栄養)不足、血行不良
  • 漢方の考え方: 血を補い、巡りを良くする(補血、活血)

【タイプ2】ホルモンバランスの乱れタイプ(腎虚 じんきょ)

  • 特徴:
    • 髪が細くなり、全体的にボリュームが減る
    • 抜け毛が増える
    • 白髪が増える
    • 腰や膝が痛む、だるい
    • 耳鳴りがする
    • 疲れやすい、だるい
    • 頻尿、尿漏れ
    • 性欲減退
    • 更年期症状(ほてり、のぼせ、イライラなど)
  • 原因: 加齢やストレス、過労などによる腎の機能低下
    • 漢方では、「腎」は生命エネルギーの源であり、生殖機能や成長、老化に深く関わると考えられています。
    • 腎の機能が低下すると、ホルモンバランスが乱れ、髪の成長にも影響が出ると考えられています。
  • 漢方の考え方: 腎の働きを補う(補腎)

【タイプ3】ストレスタイプ(気滞 きたい)

  • 特徴:
    • ストレスを感じると抜け毛が増える
    • 頭皮が硬い
    • 肩こり、首こりがひどい
    • イライラしやすい、怒りっぽい
    • 気分が落ち込みやすい
    • お腹が張る、ガスが溜まる
    • 生理前に不調が出やすい
  • 原因: ストレスによる気の巡りの悪化
  • 漢方の考え方: 気の巡りを良くし、ストレスを緩和する(理気、疏肝)

簡単セルフチェックリストで体質診断!

私もすぐに自分のタイプを知りたい!簡単にチェックできる方法はある?

以下のチェックリストで、あなたのタイプを簡易的に診断してみましょう。

最も多く当てはまるものが、あなたのタイプに近いと考えられます。

【タイプ1】血行不良タイプ(血虚) チェックリスト

  • [ ] 髪が細く、弱々しい
  • [ ] 抜け毛が多い
  • [ ] 髪がパサつき、ツヤがない
  • [ ] 白髪が増えてきた
  • [ ] 肌が乾燥しやすい
  • [ ] 顔色が悪い、くすみがち
  • [ ] 爪がもろい、割れやすい
  • [ ] めまいや立ちくらみを起こしやすい
  • [ ] 生理不順である、または経血量が少ない
  • [ ] 冷え性である

【タイプ2】ホルモンバランスの乱れタイプ(腎虚) チェックリスト

  • [ ] 髪が細くなり、全体的にボリュームが減ってきた
  • [ ] 抜け毛が増えた
  • [ ] 白髪が増えてきた
  • [ ] 腰や膝が痛む、だるい
  • [ ] 耳鳴りがする
  • [ ] 疲れやすい、だるい
  • [ ] トイレが近い、または尿漏れがある
  • [ ] 性欲が減退した
  • [ ] 更年期症状(ほてり、のぼせ、イライラなど)がある

【タイプ3】ストレスタイプ(気滞) チェックリスト

  • [ ] ストレスを感じると抜け毛が増える
  • [ ] 頭皮が硬い
  • [ ] 肩や首がこりやすい
  • [ ] イライラしやすい、怒りっぽい
  • [ ] 気分が落ち込みやすい
  • [ ] お腹が張る、ガスが溜まる
  • [ ] 生理前に不調が出やすい

【注意】

これはあくまで簡易的なチェックリストです。

正確な体質診断(証の決定)は、漢方専門家(漢方医、漢方薬局の薬剤師など)にご相談ください。


更年期の抜け毛におすすめの漢方薬3選

私の更年期の抜け毛のタイプは分かったけど、具体的にどんな漢方薬を試せばいいの? タイプ別のケア方法や、どこで相談すればいいのかも知りたい!

ご安心ください!ここでは、更年期の抜け毛のタイプ別に、おすすめの漢方薬の考え方、その働き、特徴、どんな人におすすめかを解説します。

ただし、繰り返しになりますが、漢方薬は必ず専門家(漢方医、漢方薬局の薬剤師など)に相談し、あなたの体質や症状に合ったものを選んでもらってください。

【血虚タイプ】におすすめの漢方薬(当帰芍薬散など)

髪が細くて、抜けやすい…。血虚タイプの私に合う漢方薬ってあるの?

血虚タイプは、血液(栄養)が不足し、全身に栄養が行き渡らない状態です。

髪に栄養が届かず、細くなったり、抜けやすくなったりします。

血を補い、巡りを良くする働きのある漢方で、体の内側から髪を育てていきましょう。

血虚タイプにおすすめの漢方薬の考え方

  • キーワード: 補血(ほけつ)、養血(ようけつ)、活血(かっけつ)
  • 代表的な生薬:
    • 当帰(とうき): 血を補い、巡りを良くする。代表的な婦人薬の成分。
    • 芍薬(しゃくやく): 血を補い、筋肉の緊張を和らげる。
    • 地黄(じおう): 血を補い、潤いを与える(生地黄、熟地黄)。
    • 川芎(せんきゅう): 血の巡りを良くする。
  • これらの生薬を含む漢方薬の例:
    • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん): 比較的体力がない方の、冷え症、貧血、倦怠感、月経不順、むくみなどに用いられることがあります。
    • 四物湯(しもつとう): 比較的体力がない方の、皮膚の乾燥、冷え症、貧血、月経不順などに用いられることがあります。

働き・特徴を解説

  • 当帰芍薬散:
    • 血を補い、水の巡りも整える。
    • 冷え、むくみ、生理痛、生理不順など、女性特有の悩みに幅広く使われる。
    • 血行を促進し、髪に栄養を届けるサポートをします。
    • 更年期の諸症状にも用いられることがあります
  • 四物湯:
    • 血虚の基本処方。
    • 血を補い、巡りを良くすることで、薄毛、抜け毛、肌の乾燥、冷えなどを改善するサポートをします。

どんな人におすすめ?

  • 髪が細く、弱々しい
  • 抜け毛が多い
  • 髪がパサつき、ツヤがない
  • 冷え性
  • 生理不順、経血量が少ない
  • 顔色が悪い、くすみがち
  • めまい、立ちくらみがある

【腎虚タイプ】におすすめの漢方薬(六味地黄丸など)

更年期になってから、髪が細くなって、ボリュームも減ってきた…。腎虚タイプの私には、どんな漢方薬がいいの?

腎虚タイプは、加齢やストレスなどにより、生命エネルギーの源である「腎」の働きが低下した状態です。

腎の働きを補う漢方で、髪の成長をサポートしましょう。

腎虚タイプにおすすめの漢方薬の考え方

  • キーワード: 補腎(ほじん)、滋陰(じいん)、益精(えきせい)
  • 代表的な生薬:
    • 地黄(じおう): 腎を補い、潤いを与える(上記参照)。
    • 山茱萸(さんしゅゆ): 腎を温め、精を補う。
    • 山薬(さんやく): 脾と腎を補い、消化吸収を助ける。
    • 茯苓(ぶくりょう): 余分な水分を排出し、胃腸の働きを整える。
    • 牡丹皮(ぼたんぴ): 血の巡りを良くし、熱を冷ます。
    • 沢瀉(たくしゃ): 余分な水分を排出する。
  • これらの生薬を含む漢方薬の例:
    • 六味地黄丸(ろくみじおうがん): 比較的体力がない方の、排尿困難、頻尿、むくみ、かゆみなどに用いられることがあります。
    • 八味地黄丸(はちみじおうがん): 比較的体力がない方で、特に下半身の冷えがある方の、排尿困難、頻尿、腰痛、しびれなどに用いられることがあります。

働き・特徴を解説

  • 六味地黄丸:
    • 腎虚の基本処方。
    • 腎の働きを補い、体の潤いを補給する。
    • 加齢による薄毛、抜け毛、白髪などを改善するサポートをします。
    • 更年期の諸症状にも用いられることがあります。
  • 八味地黄丸:
    • 六味地黄丸に、桂皮(けいひ)と附子(ぶし)を加えたもの。
    • 体を温める作用が強く、冷えが強い腎虚タイプにおすすめです。

どんな人におすすめ?

  • 更年期以降の女性
  • 髪が細くなり、全体的にボリュームが減ってきた
  • 抜け毛が増えた
  • 白髪が増えてきた
  • 腰や膝が痛む、だるい
  • 疲れやすい
  • 冷え性

【気滞タイプ】におすすめの漢方薬(加味逍遙散など)

ストレスで抜け毛が増えた気がする…。気滞タイプの私には、どんな漢方薬がいいの?

気滞タイプは、ストレスなどにより気の巡りが悪くなり、自律神経やホルモンバランスが乱れ、抜け毛の原因となっている状態です。

気の巡りを良くし、ストレスを緩和する働きのある漢方で、心身のバランスを整えていきましょう。

気滞タイプにおすすめの漢方薬の考え方

  • キーワード: 理気(りき)、疏肝(そかん)、解鬱(げうつ)
  • 代表的な生薬:
    • 柴胡(さいこ): 気の巡りを良くし、ストレスを緩和する。
    • 芍薬(しゃくやく): 血を補い、筋肉の緊張を和らげる。(血虚の項目参照)
    • 薄荷(はっか): 気の巡りを良くし、清涼感を与える。
    • 香附子(こうぶし): 気の巡りを良くし、痛みを止める。
  • これらの生薬を含む漢方薬の例:
    • 加味逍遙散(かみしょうようさん): 比較的体力がない方の、冷え症、虚弱体質、月経不順、更年期障害などに用いられることがあります。
    • 逍遙散(しょうようさん): 比較的体力がない方の、虚弱体質、月経不順、更年期障害などに用いられることがあります。

働き・特徴を解説

  • 加味逍遙散:
    • 気の巡りを改善し、血を補い、熱を冷ます。
    • イライラ、不眠、生理前の不調など、更年期症状に幅広く使われる。
    • ストレスによる抜け毛におすすめ。
  • 逍遙散:
    • 加味逍遙散から、牡丹皮(ぼたんぴ)と山梔子(さんしし)を除いたもの。
    • 加味逍遙散よりも、熱を冷ます作用が穏やか。

どんな人におすすめ?

  • ストレスを感じやすい
  • イライラしやすい、怒りっぽい
  • 気分が落ち込みやすい
  • お腹が張る、ガスが溜まる
  • 生理前に不調が出やすい
  • 肩こり、首こりがひどい
  • 頭皮が硬い

更年期の抜け毛に漢方薬を!【効果UP】今日からできる生活習慣

漢方薬で体質改善を目指すのはいいけど、普段の生活でできることはないの? 食事、睡眠、頭皮ケア…今日からできることが知りたい!

漢方薬による体質改善と並行して、日々の生活習慣を見直すことは、育毛効果をさらに高めるために非常に重要です。

ここでは、食事、睡眠、頭皮ケア、ストレスケア、運動の5つの側面から、更年期の女性におすすめの育毛習慣をご紹介します。

【食事】髪を育む食べ物、抜け毛を招く食べ物

髪に良い食べ物って、具体的に何? 逆に、抜け毛を増やしてしまう食べ物ってあるの?

漢方の「医食同源」の考え方に基づき、毎日の食事から髪を育み、抜け毛を予防しましょう。

髪を育む食べ物

食品群具体例働き・期待できる効果
良質なタンパク質鶏むね肉、ささみ、魚(鮭、青魚など)、大豆製品(豆腐、納豆など)、卵、乳製品髪の主成分であるケラチンの材料となる。
ビタミンB群レバー、豚肉、魚介類(カツオ、マグロなど)、卵、乳製品、大豆製品、緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリーなど)、きのこ類、ナッツ類頭皮の新陳代謝を促進し、髪の成長をサポートする。
ビタミンEナッツ類(アーモンド、くるみなど)、アボカド、かぼちゃ、植物油血行を促進し、頭皮に栄養を届ける。抗酸化作用で頭皮環境を整える。
亜鉛牡蠣、牛肉、レバー、ナッツ類、海藻類毛母細胞の分裂を活性化し、髪の成長を促進する。
鉄分レバー、赤身肉、魚介類(あさり、しじみなど)、ひじき、ほうれん草血行を促進し、髪に栄養を届ける。
ヨウ素海藻類(昆布、わかめ、ひじきなど)甲状腺ホルモンの材料となり、髪の成長を促進する。
ケイ素玄米、大麦、小麦、じゃがいも、海藻類コラーゲンの生成を助け、髪のハリやコシを保つ。
水分水、白湯体内を潤し、老廃物を排出する。頭皮の乾燥を防ぐ。
その他黒豆、黒ゴマ、黒キクラゲ血を補う

抜け毛を招く食べ物

  • 脂っこいもの: 揚げ物、スナック菓子、ファストフードなど(皮脂の過剰分泌を招き、頭皮環境を悪化させる)
  • 甘いもの: ケーキ、チョコレート、ジュースなど(血糖値の急上昇が、ホルモンバランスを乱す)
  • 加工食品、インスタント食品: 添加物や塩分が多く、体に負担をかける
  • アルコール: 過剰摂取は肝臓に負担をかけ、髪の成長に必要な栄養素の吸収を妨げる
  • カフェイン: 過剰摂取は、自律神経を乱し、睡眠の質を低下させる(コーヒー、紅茶、緑茶など)
  • 体を冷やす食べ物: 生野菜、冷たい飲み物、アイスクリームなど(摂りすぎに注意)

更年期女性におすすめの簡単レシピ

黒ごま豆乳プリン

  • 材料:
    • 黒すりごま … 大さじ2
    • 豆乳 … 200ml
    • ゼラチン … 5g
    • 水 … 大さじ2
    • はちみつ(またはメープルシロップ)… 適量
  • 作り方:
    1. ゼラチンを水でふやかしておく。
    2. 鍋に豆乳、黒すりごま、はちみつを入れ、火にかける。
    3. 沸騰直前で火を止め、ゼラチンを加えてよく混ぜる。
    4. 容器に入れ、冷蔵庫で冷やし固める。

ポイント

黒ごまは白髪予防にも良いとされています。

【睡眠】美髪のゴールデンタイムを逃さない!質の良い睡眠のコツ

寝不足だと髪にも良くないのは分かるけど、質の良い睡眠って、どうすれば取れるの?

睡眠不足は、ホルモンバランスの乱れや自律神経の乱れを引き起こし、髪の成長を妨げ、抜け毛を悪化させます。

質の良い睡眠は、美髪ホルモンとも呼ばれる成長ホルモンの分泌を促し、髪の修復・再生を助けます。

質の良い睡眠をとるためのコツ

  • 規則正しい生活リズム: 毎日同じ時間に寝起きし、体内時計を整える。
  • 就寝前のリラックス:
    • ぬるめのお風呂(38~40℃)にゆっくり浸かる(入浴剤も活用)。
    • ストレッチやヨガで体をほぐす。
    • アロマテラピー(ラベンダー、カモミールなど)。
    • 心を落ち着かせる音楽を聴く。
    • 読書(刺激の少ない内容)。
  • 寝室環境:
    • 暗く、静かで、涼しい環境(夏は25~26℃、冬は16~19℃)。
    • 寝具は清潔に保ち、肌触りの良いものを選ぶ。
  • 就寝前のNG行動:
    • カフェイン(コーヒー、紅茶、緑茶など)の摂取(就寝4時間前からは避ける)。
    • アルコールの摂取(寝つきは良くなるが、睡眠の質は低下する)。
    • スマートフォン、パソコン、テレビなどの強い光を浴びる(ブルーライトは睡眠を妨げる)。
    • 激しい運動。
    • 考え事。
  • 日中に適度な運動をする:
    • ウォーキング、ジョギング、ヨガなど。
  • 朝起きたら、太陽の光を浴びる:
    • 体内時計をリセットする。

【頭皮ケア】正しいシャンプー&マッサージで育毛促進!

毎日シャンプーしてるけど、正しい洗い方ってあるの? 頭皮マッサージもした方がいいの?

間違ったシャンプーや頭皮ケアは、頭皮環境を悪化させ、薄毛・抜け毛の原因となります。

正しいシャンプー&マッサージで、頭皮環境を整え、育毛を促進しましょう。

正しいシャンプー方法

  1. ブラッシング: シャンプー前に、髪のもつれをほぐし、汚れを浮き上がらせる。
  2. 予洗い: ぬるま湯(38℃前後)で、髪と頭皮をしっかり濡らす。
  3. シャンプー:
    • シャンプー剤は、手のひらでよく泡立ててから使う。
    • 爪を立てず、指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗う。
    • 生え際、耳の後ろ、襟足など、洗い残しやすい部分も丁寧に洗う。
  4. すすぎ: シャンプー剤が残らないように、しっかりとすすぐ。
  5. トリートメント/コンディショナー:
    • 毛先を中心に塗布し、頭皮にはつけないようにする。
    • 指定された時間放置した後、しっかり洗い流す。
  6. タオルドライ: ゴシゴシこすらず、タオルで優しく押さえるように水分を拭き取る。
  7. ドライヤー:
    • 髪から20cm以上離して、根元から乾かす。
    • 温風と冷風を交互に使うと、髪へのダメージを軽減できる。
    • 完全に乾かす前に、ヘアオイルなどを塗布して、乾燥を防ぐ。

シャンプー選びのポイント

  • アミノ酸系シャンプー: 低刺激で、頭皮と髪に優しい。
  • 石けん系シャンプー: 洗浄力は高いが、脱脂力も強いため、乾燥肌の方は注意が必要。
  • ノンシリコンシャンプー: シリコンは髪をコーティングする効果があるが、頭皮に蓄積すると毛穴詰まりの原因になることも。
  • 育毛シャンプー: 頭皮環境を整え、育毛を促進する成分が配合されている。

頭皮マッサージ

  • 目的: 頭皮の血行を促進し、毛根に栄養を届ける。
  • 方法:
    1. 指の腹を使って、頭皮全体を優しく揉みほぐす。
    2. 生え際から頭頂部に向かって、円を描くようにマッサージする。
    3. 耳の後ろや首筋も、リンパの流れを意識してマッサージする。
  • タイミング: シャンプー時、または育毛剤を塗布した後に行うと効果的。
  • 注意点: 爪を立てたり、強くこすったりしない。

おすすめの頭皮ケアアイテム

  • 育毛剤: 頭皮に栄養を与え、育毛を促進する。
  • 頭皮用美容液: 頭皮の乾燥を防ぎ、潤いを与える。
  • 頭皮用ブラシ: 頭皮の血行を促進し、汚れを落とす。
  • 炭酸シャンプー: 頭皮の血行を促進し、毛穴の汚れを落とす。

【ストレスケア】抜け毛の大敵!ストレス対策&リラックス方法

ストレスで抜け毛が増えるって本当? 忙しい毎日でもできる、簡単なリラックス方法が知りたい!

ストレスは、自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れを引き起こし、頭皮の血行不良を招き、抜け毛を悪化させます。

ストレスを溜めないように、自分に合ったリラックス方法を見つけましょう。

ストレスと髪の関係

  • 自律神経の乱れ: 交感神経が優位になり、血管が収縮し、頭皮の血行が悪くなる。
  • ホルモンバランスの乱れ: ストレスホルモン(コルチゾール)が増加し、ヘアサイクルを乱す。
  • 活性酸素の増加: 頭皮の細胞を傷つけ、老化を早める。
  • 免疫力低下: 頭皮のバリア機能が低下し、炎症や抜け毛が起こりやすくなる。

リラックス方法

(前述のリラックス方法を参考に)

簡単ツボ押し&アロマテラピー

簡単ツボ押し

  • 百会(ひゃくえ): 頭頂部、左右の耳を結んだ線と、眉間の中央から上に伸ばした線が交わる点。(万能のツボ)
  • 風池(ふうち): 首の後ろ、髪の生え際、左右の太い筋肉の外側のくぼみ。(頭部の血行促進)
  • 角孫(かくそん): 耳の一番高い所
  • 合谷(ごうこく): 手の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ。(万能のツボ)

これらのツボを、気持ちの良い強さで3~5秒ずつ押す。

アロマテラピー

  • ラベンダー: リラックス効果、安眠効果
  • ローズマリー: 血行促進、頭皮の活性化
  • イランイラン: ホルモンバランス調整、リラックス効果

アロマディフューザーやアロマバスなどで、香りを楽しむ。

【運動】血行促進で育毛!簡単エクササイズ

運動不足は体に良くないのは分かるけど、育毛にも関係あるの? どんな運動をすればいいの?

適度な運動は、血行を促進し、全身に栄養を届け、ストレス解消にもつながります。

血行が良くなると、頭皮にも栄養が行き渡りやすくなり、育毛効果が期待できます。

おすすめエクササイズ

  • ウォーキング:
    • 手軽に始められる有酸素運動。
    • 1日20~30分程度、週3回以上を目安に。
  • ジョギング:
    • ウォーキングよりも運動強度が高い有酸素運動。
    • 体力に合わせて、無理のない範囲で行う。
  • ストレッチ:
    • 筋肉を伸ばし、血行を促進する。
    • お風呂上がりや寝る前に行うと効果的。
    • 首、肩、背中、腰、足など、全身をゆっくりと伸ばす。
  • ヨガ、ピラティス:
    • インナーマッスルを鍛え、体の軸を整える。
    • リラックス効果も高い。
  • スクワット:
    • 下半身の筋肉を鍛え、血行を促進する。
    • 1日10~20回程度を目安に。
  • かかと上げ下げ運動:
    • ふくらはぎの筋肉を鍛え、血行を促進する。
    • 立ったまま、かかとを上げ下げするだけ。

ポイント

  • 無理のない範囲で、毎日続けることが大切。
  • 体調に合わせて、運動量や強度を調整する。
  • 運動前後にストレッチをする。
  • 水分補給をしっかり行う。

更年期の抜け毛に漢方薬を始める前に…知っておきたい注意点

更年期の抜け毛に漢方が良さそう!って思ったけど、始める前に知っておくべきことってある? 効果はいつから? 副作用は? どこで相談すればいいの?

漢方薬は、自然由来の生薬を組み合わせたもので、体質改善をサポートしてくれますが、いくつか注意点もあります。

ここでは、漢方を試す前に知っておきたい、効果、副作用、相談先について解説します。

効果が出るまでどれくらい?漢方のギモンQ&A

「漢方って、すぐに効果が出ないイメージがあるけど、実際はどうなの? どのくらい飲み続ければいいの?」

漢方薬は、飲んですぐに効果が出るものですか?

漢方薬の効果の現れ方には、個人差があります。 体質や症状、選んだ漢方薬の種類によっても異なりますが、一般的に、西洋薬に比べて効果が穏やかで、体質改善には時間がかかることが多いです。

どれくらいの期間、飲み続ければ効果が出ますか?
  • 急性症状(風邪など): 数日~1週間程度で効果を感じることもあります。
  • 慢性症状(更年期の乾燥肌など体質改善): 1ヶ月~3ヶ月程度を目安に継続し、様子を見るのが一般的です。

ただし、これはあくまで目安であり、効果を実感するまでの期間は人それぞれです。 焦らずに、まずは1ヶ月程度を目安に継続し、体調の変化を観察してみましょう。 もし、1ヶ月以上服用しても全く効果を感じられない場合や、症状が悪化した場合は、専門家(漢方医、漢方薬局の薬剤師など)に相談してください。

漢方薬の効果を高めるために、できることはありますか?

はい、あります。以下の点に気を付けてみましょう。

  • 用法・用量を守る: 指示された通りに服用しましょう。
  • 生活習慣を整える: 食事、睡眠、運動など、規則正しい生活を心がけましょう。(この記事の「漢方と併せて実践!更年期の乾燥肌 体質改善ケア」を参考にしてください)
  • 体を冷やさない: 冷たい飲み物や食べ物を避け、温かい服装を心がけましょう。
  • ストレスを溜めない: リラックスできる時間を作り、ストレスを解消しましょう。

副作用はある?漢方の注意点

「漢方って、副作用がないって聞くけど、本当? 何か注意することはあるの?」

漢方薬は、自然由来の生薬を使用しているため、西洋薬に比べて副作用が少ないと言われています。

しかし、体質や症状に合わない漢方薬を服用した場合、副作用が現れる可能性はゼロではありません。

主な副作用の例

  • 胃腸症状: 胃の不快感、吐き気、食欲不振、下痢、便秘
  • アレルギー症状: 発疹、かゆみ
  • 肝機能障害: だるさ、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
  • 間質性肺炎: 咳、息切れ、発熱

これらの症状が現れた場合は、すぐに服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

漢方薬を服用する際の注意点

  • 自己判断で漢方薬を選ばない: 必ず専門家(漢方医、漢方薬局の薬剤師など)に相談し、体質や症状に合った漢方薬を選んでもらう。
  • 用法・用量を守る: 指示された量、回数、期間を守って服用する。
  • 体調の変化に注意する: 服用中に何か異常を感じたら、すぐに服用を中止し、医師または薬剤師に相談する。
  • 他の薬との併用に注意する: 病院で処方された薬や、市販薬との併用には注意が必要です。必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 妊娠中・授乳中の方は慎重に: 妊娠中や授乳中の方は、服用できない漢方薬もあります。必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • アレルギー体質の方は注意: 生薬に対してアレルギー反応を起こす可能性があります。

どこで相談できる?漢方薬局・漢方医の賢い選び方

「漢方の相談をしたいけど、どこに行けばいいの? 漢方薬局と漢方医、どっちがいいの? 選び方のポイントは?」

漢方の専門家には、主に「漢方薬局(漢方相談薬局)」と「漢方医(漢方専門医)」があります。

1. 漢方薬局(漢方相談薬局)

  • 特徴:
    • 薬剤師や登録販売者が、相談者の体質や症状を詳しく聞き取り(問診)、適切な漢方薬を選んでくれます。
    • 煎じ薬だけでなく、錠剤や顆粒など、様々なタイプの漢方薬を取り扱っていることが多いです。
    • 比較的気軽に相談しやすい雰囲気のところが多いです。
  • 選び方のポイント:
    • 漢方相談に力を入れているか:
      • 漢方相談の経験が豊富で、親身になって相談に乗ってくれる薬剤師や登録販売者がいるかを確認しましょう。
      • ホームページや口コミなどを参考に、相談の流れや時間を調べてみましょう。
    • 品揃えが豊富か:
      • 様々な種類の漢方薬を取り扱っているかを確認しましょう。
      • 煎じ薬、錠剤、顆粒など、自分の希望するタイプの漢方薬があるか確認しましょう。
    • 説明が丁寧か:
      • 漢方薬の選び方や服用方法、注意点などを丁寧に説明してくれるかを確認しましょう。
      • 疑問や不安に思うことは、遠慮せずに質問しましょう。
    • アフターフォローがあるか:
      • 服用後の経過を相談できるかを確認しましょう。
      • 体調の変化に合わせて、漢方薬の変更や調整をしてくれるか確認しましょう。

2. 漢方医(漢方専門医)

  • 特徴:
    • 医師が、漢方医学の知識に基づいて診察し、漢方薬を処方します。
    • 西洋医学の知識も併せ持っているため、総合的な視点から診察を受けることができます。
    • 保険診療で漢方薬を処方してもらえる場合があります(すべての漢方薬が保険適用ではありません)。
  • 選び方のポイント:
    • 日本東洋医学会認定の漢方専門医であるか:
      • 日本東洋医学会のウェブサイトで、漢方専門医を検索できます。
    • 経験豊富か:
      • 漢方診療の経験が豊富で、更年期の乾燥肌の治療実績があるかを確認しましょう。
      • ホームページや口コミなどを参考に、医師の経歴や専門分野を調べてみましょう。
    • 説明が丁寧か:
      • 漢方医学の考え方や治療方針、漢方薬の選び方などを丁寧に説明してくれるかを確認しましょう。
      • 疑問や不安に思うことは、遠慮せずに質問しましょう。

漢方薬局と漢方医、どちらを選ぶべき?

どちらを選ぶかは、あなたの状況や希望によって異なります。

  • より専門的な診断を受けたい場合: 漢方医
  • 気軽に相談したい場合: 漢方薬局

また、両方を併用することも可能です。

まずは漢方薬局で相談し、必要に応じて漢方医を紹介してもらう、という方法もおすすめです。

まとめ:漢方薬と生活習慣で、更年期の抜け毛に負けない!豊かな髪へ

更年期の抜け毛、もう年齢のせいだと諦めかけてたけど、漢方薬や生活習慣の見直しで、まだできることがあるんだ!希望が見えてきた!

シャンプーのたびに増える抜け毛、細くボリュームのなくなった髪…。 更年期を迎える女性にとって、髪の悩みは深刻です。 「もう年だから…」と諦めてしまう前に、ぜひこの記事を思い出してください。

この記事では、

  • 更年期に抜け毛が増える原因
  • 漢方の基本的な考え方(気・血・水)と髪との関係
  • 更年期の抜け毛に多い3つのタイプ(血虚、腎虚、気滞)と、それぞれのタイプにおすすめの漢方薬の考え方
  • 漢方薬と併せて実践したい生活習慣(食事、睡眠、頭皮ケア、ストレスケア、運動)
  • 飲み薬以外の漢方活用術(漢方茶、薬膳、ツボ押し、アロマ)
  • 漢方薬を試す前の注意点(効果、副作用、相談先)

について解説しました。

更年期の抜け毛は、女性ホルモンの減少だけでなく、様々な要因が複合的に絡み合って起こります。 漢方薬は、あなたの体質や症状に合わせて、体の内側からバランスを整え、髪本来の力を引き出すサポートをしてくれます。 そして、漢方薬だけでなく、日々の生活習慣を見直すことも、豊かな髪を育むためには不可欠です。

更年期の抜け毛に負けないために、今日からできること

  1. 自分の体質を知る:
    • この記事で紹介したセルフチェックリストで、自分のタイプを診断してみましょう。
    • より詳しく知りたい方は、漢方専門家(漢方医、漢方薬局の薬剤師など)に相談しましょう。
  2. 漢方薬を試してみる(専門家に相談の上):
    • あなたの体質に合った漢方薬を選んでもらいましょう。
    • 用法・用量を守り、正しく服用しましょう。
  3. 生活習慣を見直す:
    • 食事: 髪を育む食べ物を積極的に摂り、抜け毛を招く食べ物は控えましょう。
    • 睡眠: 質の良い睡眠を十分にとりましょう。
    • 頭皮ケア: 正しいシャンプー&マッサージで、頭皮環境を整えましょう。
    • ストレスケア: 自分に合ったリラックス方法を見つけ、ストレスを溜めないようにしましょう。
    • 運動: 血行を促進し、頭皮に栄養を届けましょう。
  4. 諦めない!: 髪の悩みは、すぐに解決しないこともありますが、諦めずに、根気強くケアを続けましょう。

漢方の知恵と、日々の生活習慣の見直しで、内側から輝く、豊かな髪を取り戻しましょう! そして、更年期の髪の悩みから解放され、自信あふれる毎日を送りましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次